自分ではどうしようもない出来事だった。
何かの事故みたいだった、本当に。
たくさんのことが24時間の間に起こって、止められなかったよ。
こんなふうになるなんて思ってもいなかった。ほんとうに。
誰が嘘つきで誰が本当のことを言ってるなんてそんなことはもうどうでもいいです。
ただただ、もう終わりにしたかった。疲れた。
絶対に神様なんて、ほんとうにいないと思った。
ザラ、ラシュ、しおりちゃん会いにきてくれてありがとう。
ずっと一晩中一緒にいてくれてありがとう。抱きしめてくれてありがとう。
こんなになっているのに、まだ少しほんの少し、これは全部本当のことじゃなくて、いつか目が覚めたら全部元通りになっているんじゃないかと思っている自分がバカで悲しい。
壊れたら絶対に元に戻らないものがある。
そんなこと知ってる。
でも大事にしてても誰かに一瞬にして壊されることもあるんだ。
チャッピーが癌の手術をした。
あと半年から一年の命。
そばに居てあげられなくてごめんね。痛かったね。ごめんね。
今すぐ帰ってそばにいてあげたいよ。
手術がチャッピーにとって一番いい選択だったかは分からない。
でも私はまだあなたが必要です。
本を読んでると邪魔してくるあなたが可愛くて可愛くてしかたない。
だからまだ行かないでね。
まだもう少し一緒にいたいよ。
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